注目される暁星グループの後継者 3人の息子は甲乙つけ難い
 中堅財閥の暁星グループでも後継体制が注目されている。
 現在のグループオーナーの趙錫來会長は2世経営者だが、すでの70歳を超え、そろそろ後継体制を具体化しなければならない時期に来ている。しかし趙会長は依然としてこの問題には触れず、3人の息子達の能力の極めるがごとく、それぞれに業務を分掌をさせ、競わせている。
 趙会長には長男の趙顕俊副社長(38)、2男の趙顕文専務(37)、3男の趙顕相常務(35)の3人の息子がいる。長男から3男まで3歳しか歳が離れておらず、これまでのところ年齢、学歴、出資比率、経営能力のいずれの面でも甲乙つけがたく、「これ」と言い切れないのが実情だ。
 このため財界筋では、このままだと、先代がそうだったように、暁星グループの「グループ再分割」になる可能性もあるといった慎重な見通しも出ている。
 今の趙錫來会長が創業オーナーで父親の趙マンウ会長からグループを引き継いだ時もそうだった。先代会長は亡くなる前に3兄弟のうち長男の趙錫來会長に主力の暁星物産、東洋ナイロン、東洋ポリエステル、暁星重工業などを譲り、2男の趙洋來会長には韓国タイヤ、3男の趙旭來会長には大田皮革を任せ、一度、グループを分割している。
 親の世代同様、趙会長の3人の息子もそれぞれ卓越した経営能力で、後継者の絞り込みはかなり難しそうだ。
 父親自身が公平をモットーにしているのか、持分構造からして後継者を推測するのが難しい。グループ売上の大部分を占める中核会社の(株)暁星の筆頭株主は、10.29%を保有している趙会自身だ。子供たちは、趙顕俊副社長7%、趙顕文専務6.62%、趙顕相常務6.61%と3兄弟の保有比率にそれほど差はない。しかも長男と3男の年齢差が3歳しか違わないことや、3人とも同じような学歴や経歴であることが、ますます後継者の絞り込みを難しくしている。【KRN】

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