2007年03月07日(水)
【円高が進む】円建て融資の中小企業 為替リスクが不安
 昨年の韓国企業は例年に比べて大幅に円建て融資を増やしていたが、為替リスクへの対策については不備が指摘されている。韓国銀行(中央銀行)が国内銀行と外資系銀行の国内支店などを対象に調査したところ、昨年7−9月期までの円建て融資の残高は152億2000万ドルであることがわかった。
 昨年末は150億ドルをやや上回っていると推計されているが、これは2005年末の99億4000万ドルより50億ドルも増加したもので、年間円建て融資額でも過去最高になっている。円建て融資の残高は2003年末の104億ドルから2004年は95億ドルに減少、2005年は小幅に増加したものの依然100億ドルを下回っていた。
 昨年の円建て融資の増加額は全体の外貨建て融資額の161億ドルの3割強で、全体の外貨建て融資に占める円建て融資の割合も4割弱になっている。
 しかし円建て融資に集中してきた国内の自営業者や中小企業は、円相場の変動による為替ヘッジを行っていない。このため円高が進んだ場合、中小企業の為替差損は必至の情勢だと指摘されている。
 一方、大手企業はドル建て決済を行っており、事実上、円高による影響は受けないと見られる。財政経済部関係者は、「大手企業は原材料輸入など理由に支払い決済や直接投資の資金確保に向けてドル建て融資を行っている。円建て融資を行っても、確実な為替ヘッジの手立てを講じているため問題がない」と語った。
 中小企業は低金利の円建て融資を行っているが、昨年12月以降からその規模が減少している。金融業界によると、国内6大都市銀行の昨年11月の円建て融資の残高は1兆2487億円だったが、12月以降は3カ月連続で減り続けている。【KRN】

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