LGディスプレー マグナチップ半導体を買収か
 LGディスプレーがハイニックス半導体から分社したマグナチップ半導体に対する投資を積極的に検討している。場合によっては経営権を買収する形態になる可能性もある。業界筋によると、マグナチップが進めている投資誘致にLGディスプレーも投資意向書を提出した。今年初めから進められている投資誘致はLGディスプレーを含む国内2社と海外2社に絞り込み交渉が続けられている。マグナチップはできるだけ来月中旬までに投資者を確定し覚書締結に持ち込む考えだ。
 業界関係者は、「債権団など利害関係が複雑な売却の特性上、1社だけを優先交渉対象にして交渉を進めるのは難しい。LGディスプレーもディスプレー駆動チップを安定的に調達する目的で投資を検討している」と話している。
 業界では、マグナチップの負債があまりに大きく、株式価値が事実上ゼロであることを考慮すると、新規投資に乗り出す会社が筆頭株主になる可能性が高いとみている。LGディスプレーが単独で投資を行う場合、事実上マグナチップを買収する形となる。LGグループレベルで半導体事業に進出する結果となる。LGグループはLG半導体を売却してから、半導体デザインなど必要な事業をしてきたが、直接生産ラインを設けて生産してはいなかった。
 ただLGグループはこれまで何度もハイニックス半導体の買収など、半導体事業進出について否定的な反応をみせてきたことから、経営権まで確保する単独買収ではなく、他の財務的投資家とともに持ち分への投資にとどまる可能性も少なくない。業界関係者は、「LGグループがファウンドリー会社を通じていくらでも生産できるのに、直接運営するリスクを負うかどうかは疑問」と話す。マグナチップ関係者は、「経営権の売却ではなく、財務的投資誘致のため内外の4社と協議しているのは事実。LGディスプレーがこれら企業に含まれているかどうかは明らかにできない」としている。【KRN】

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