国際証券 Seoul支店長 中村貞行氏

 先日KBSテレビを見ていると、ある番組の中で『大統領、大統領夫人が最も似合う芸能人は誰か?』というコーナーがあった。大統領には『明成皇后』に出演中の“ユ・ドングン”、大統領夫人には『女人天下』の主役でもある“チョン・インファ”が選ばれたが偶然にもこの2人は夫婦。有り得ない事だが、「来年の大統領選に立候補したら“台風の目”になるのでは?」と勝手な妄想を膨らましてしまった。

 さて韓国では従来から美容整形が盛んだが、特にこの1年は“ブーム”と呼ぶに相応しく、『整形保険』が登場し、手術を『景品』として提供する企業まで出てきた。

 整形外科医院数は1年間で13.6%も急増したそうだが、これも整形手術が「商品」として定着してきたため。最近では手術を受けに病院を訪れる男性患者が急増し、年齢層も10代から60代以上までと幅広くなった。これに伴って、手術内容も従来の“二重瞼”や隆鼻術“だけでなく、顔の骨を削る“輪郭矯正”や“豊胸手術”、“脂肪吸引”などと多様化している。関連商品市場もこれにつれて急成長し、大熊製薬の“皺除去薬”「ポトックス注射液」は前年比50%も売上げが増加した。手術機器や脂肪吸引機など整形関連製品を取り扱う企業も増え続けている。

 加えて、整形関連の金融製品も続々と登場し始めた。BCカードやLGカードは東洋生命や第一火災と提携し、『整形保険の無料加入サービス』がついている女性専用カードを作り、新規加入者獲得での女性層掘り起こしに力を入れている。

 「親から貰った…」などと考える私は最早『時代遅れ』なのだろう。

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