相互理解というものは・・・

国際証券 Seoul支店長 中村貞行氏

 先月27日に封切られた『となりのトトロ』だが、ソウル市での入場者が先週1週間で5万人を突破したらしい。また、今週土曜日からは昨年観客60万人を動員した『ポケモン』が封切られる。一方、日本でも『シュリ』や『共同警備区域・JSA』といった韓国映画が人気を博すなど日韓両国の文化面での交流は活発化している。

 「隣国同士がお互いを理解するためには、相手の文化を理解することが何よりも重要だ。これを最前で指揮する指令塔が現地駐在文化院となる。しかし韓日間の貿易摩擦と同様、文化交流でも不均衡が深刻な水準にある。…(中略)…駐日韓国文化院は、東京都港区麻布10番にある大韓民国民団中央会館付属の9階建てビルの7~9階を賃貸して使用している。ソウル中心にある日本文化院とは違い、ここは東京都心からやや離れた住宅街だ」
 1ヶ月程前に『中央日報』に掲載された記事の抜粋だが、実はこの記事を読んだ時に不思議な気分に陥った。

 「隣国同士がお互いを理解するためには、相手の文化を理解することが何よりも重要だ」と主張しながら、“都心の最高級住宅地”である「港区麻布10番」を「都心からやや離れた住宅街」と記述し、しかも、これが「貿易摩擦と同様、文化交流でも不均衡が深刻な水準」である“一例”のように書かれている。日本での生活経験がない大部分の韓国人がこの記事を読んだらどのように感じるだろうか…?。

 「相互誤解」とならぬよう、表現にもう少し配慮して欲しいものだ。     

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