いまどきの結婚は・・・

国際証券 Seoul支店長 中村貞行氏

 支店女子職員の息子が『トルナル(満1歳)』を迎えた。
 韓国では満1歳の誕生日を盛大に祝う。招待客は“金の指輪‘を持参するのが習わしで、子供の為に現金が必要になる時まで保管する。しかし、「私が『指輪を売って結婚資金の足しにすれば?』と母に言ったら、『とっくの昔に私の”金歯“に変ってる』って言われた」と聞いた時は大笑いしてしまった。
 まぁ、こんな事もある。

 先日、「東亜日報」が『できちゃった婚』を紹介する記事を載せていた。
 韓国では『速度違反婚』と呼ぶが、日本ではさほど珍しくはない『できちゃった婚』も、「女子たるもの、婚ぐ日まで肌を許すべからず」という儒教思想が根強い韓国では非常に稀なケースだった。しかし、ここ数年“スピード違反”の件数は徐々に増え、従来、どちらかというと“嘲笑”の対象だった『速度違反婚』も「出産率低下に歯止めがかかるかも…」と新聞に書かれるほど社会認知(?)は進んだようだ。

 その一方、結婚観においては未だに『年功序列重視』の傾向が残っている。この為に、彼氏と早く結婚したい妹は嫁に行く気配の全くない姉を評し「ウチには“トンチャ”がいるから…」と友人達に愚痴をこぼす。『トン』とは『ウンチ』、『チャ』は『車』、つまり日本で言うところの『バキューム・カー』だ。「臭い車が前で道を塞ぐので、先に進みたくても進むことが出来ない」という意味だと教わったが、これにも笑えた。こちらは「“スピード違反”でも何でもして貰いたい!」との願いがこもっているのだろう。

 いかにも、“車社会”の韓国らしい喩え方だ。

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