花婿探し

国際証券 Seoul支店長 中村貞行氏

 「身長176cm。タマゴ型の顔は健康的に日焼けし、二重瞼で明るい性格。4年制の大学を卒業し、コンピューター関連の仕事をする次男坊」

 私とまるで正反対なテレビ・ドラマの主人公のようなこの男性こそ、某結婚紹介所が調査・集計した韓国独身女性の『理想の結婚相手』。その一方、実際に『結婚相手を選ぶ判断基準』となると非常に現実的で、「愛よりも顔・スタイル・職業、そして兄弟構成を優先」する傾向が強く、今や『ロミオとジュリエット』や『プリティー・ウーマン』のような「愛さえあれば…」式の結婚は殆ど見られなくなったそうだ。

 企業同士の縁組も、これはこれでなかなか難しそうだ。

 GMとの縁組を進めている「大宇自動車」は、雇用問題の点からも一括売却を主張する韓国側に対し、GM側は富平(プピョン)工場切離しを主張して譲らず話し合いは平行線を辿っている。「国営化」との強硬意見も一部にあるものの現実的でない。国内に有力な引受先が見つからない以上、私はGMの「委託契約工場」として操業を継続するのが一番現実的な解決手段のような気がするのだが…。

 また、入札期限が今月末に迫った「大韓生命」は、預金保険公社から1兆5000億ウォン(約1500億円)の公的資金を“嫁入り道具”として準備して貰い“花婿”の登場を待っている。AIG側が持参した“結納金”の額に不満の意を表した「現代投信」も、いよいよ来週から双方の親族がニューヨークに集まり最終協議に入る模様だ。

 韓国の独身女性のように現実重視の選択を行って欲しいものだ。

戻る