ちょっと、寄り道・・・

国際証券 Seoul支店長 中村貞行氏

 時間に余裕があったので、支店から目的地まで歩くことにした。

 私どもの支店は、ソウル市のほぼ中心である鍾路区鐘閣にある。鍾路(チョンノ)の「鍾」の字は「集める」という意味で、「路を集める」ところから「繁華街」を指し、李朝時代からこの辺りが市街の中心地だった事が地名から想像できる。

 支店から徒歩10分程の距離にあるソウル市庁舎は、占領時代の旧・日本軍によって建造された。庁舎斜め向いにある李朝時代の宮殿の1つ徳寿宮(トクスグン)は、今や結婚写真の撮影名所。この日も、正門・大漢門(テハンムン)前で記念撮影する新婚カップルがいたが、どのカップルもポーズの決め方は“モデル張り”だった。

 ここでチョット“寄り道”して、徳寿宮の石垣塀に沿った『恋人同士で歩くと別れる』とのジンクスがある「貞洞通り」に入ってみた。ジンクスにも拘らず、“レンガ道”にあるベンチに座りアイスクリームを食べたり、手を繋いで歩く若いカップルが多いのは「貞洞通り」がソウル市選定の「歩きたい道」のうちの1つだからだろうか…。

 両側に植えられた欅や銀杏の木を眺めながら「レンガ道」を歩くと100年以上の歴史をもつ「貞洞教会」が見えてくるが、今は補修工事のために全体をシートで覆われている。教会前の噴水を通り過ぎた右手にあるのが「貞洞劇場」。時間が許せば、敷地内にある茶房で韓国の伝統茶を味わってみるのも一興かもしれない。少し先には、日本でも有名になった打楽器パフォーマンス『ナンタ』の専用劇場がある。

 ちょっと寄り道しただけの“ミニ・散策”も気分転換にはなるようだ。  (中村:記)

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