“飲み水”に、ご用心・・・!

国際証券 Seoul支店長 中村貞行氏

 米国での“炭疽菌感染者”拡大につれ生物兵器の脅威が叫ばれているが、今回、ソウルの水道水に『病原性ウィルス』が存在する事が明らかになった。

 とは言っても、今回の件は“報復テロ”とは全く無関係なのだが…。

 21日、ソウル大学の金相鍾(キム・サンジョン)教授は「ソウル市の9区13カ所の水道水を政府公認の『細胞培養法』で検査した結果、九老(クロ)区と蘆原(ノウォン)区の小学校から『アデノ・ウィルス』が、広津(クァンジン)区の公園から『エンテロ・ウィルス』が検出され、米国微生物学会が米環境保護庁(EPA)に勧告した『細胞培養-遺伝子検索法』では松坡(ソンパ)区と蘆原区の公園からも『アデノ・ウィルス』が検出された」と発表した。なんと、13分の5の確率で飲料水に『ウィルス』が混じっている。

 今回の調査で検出された『アデノ・ウィルス』は呼吸器疾患、急性腸炎、流行性結膜炎など、また『エンテロ・ウィルス』は無菌性脳髄膜炎、手足口病、小児麻痺、糖尿、脳炎、発疹、呼吸器疾患、心筋炎などの各種疾病を引き起こす。

 金教授と翰林(ハンリム)大学の李揆晩(イ・キュマン)教授チームが実施した今回の調査結果によって、「ソウルなどの大都市の“水道水”にウィルスはいない」としていた環境部の主張が根底から覆えされた格好となった。この調査結果に対し、ソウル市の朴スハン・水道技術研究所長は「ありえない結果であり、専門評価委員団を構成し検査過程を公開検証すべきだ」と反発しているのだが…。

 ここは、「君子、危うきに近寄らず」を決め込んだ方が良さそうだ。

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