受験戦争

 昨日付の某日刊新聞に、泣きじゃくりながら試験会場を後にする女子高生の写真が掲載されていたが、今年度の大学入試問題が難しすぎた事が韓国社会で大きな波紋となって広がっている。

 各種報道によると、受験生がそれぞれ仮採点した結果、今年の『修学能力試験(日本のセンター試験に相当)』は、昨年に比べ上位圏で400点満点中30~40点、中・下位圏では50~70点も平均点が落ちているらしい。

 昨年、初歩的問題を出して高得点者が続出し批判の“的”となった教育課程評価院は、予てより「今年の修学能力試験は昨年より難しくする」とは予告していた。しかし、今回余りにも難しくしすぎたため平均点が予想以上にガタ落ちし、多くの受験生を自暴自棄に陥らせる結果を招いてしまった。今回の試験結果について教育課程評価院では、「弁別力をつけるために避けられなかった」とコメントしている。

 こうした一方、今回こうした事態を引き起こしたのは『イ・ヘチャン第1世代』と呼ばれる現在の高3生の学力が大きく低下している事も原因だとの指摘もある。

 『イ・ヘチャン第1世代』とは、イ・ヘチャン元教育部長官が入試中心の教育から「特技・適性教育への転換」を宣言し「2002年からは特技が1つでもあれば無試験で大学に入れるようにする」と約束したため、2002年以降に大学へ進学することになる学年の基礎学力が大きく落ちた込んだ為に名付けられた呼称だ。

 高校生は受験戦争、大学生は就職戦争と、まさに「若者受難時代」である。  

戻る