「爆弾酒」 

 今年も“忘年会”シーズンが近づいて来たが、韓国の“忘年会”にとってなくてはならない酒(?)が『爆弾酒』だ。

 ビールにウィスキーを注ぎ混ぜ合せたものを韓国では『爆弾酒』と呼ぶが、先日発売された「爆弾酒、何故それを飲む?」という本には、この『爆弾酒』同様の強力カクテル(?)が70種類以上も紹介されているそうだ。

 この『爆弾酒』、ビールの炭酸ガスがアルコールの吸収を促進させ酔いの回りが極めて早い。2・3年前、この『爆弾酒』に酩酊した大検察庁(最高検察庁に相当)の公安部長が「造幣公社のストは検察が誘導」と発言し大騒ぎとなった事がある。

 さて財政経済部は、10月末で金融構造調整のため投入した公的資金が9月末より2兆3000億ウォン増え150兆6000億ウォン(約15兆円)になったと発表した。

 主な新投入先には「ソウル保証保険」や「大韓生命」などの名前が挙がっているが、これで昨年末に用意した第2次・公的資金50兆ウォンのうち42兆9000億ウォンが投入された事になる。こうした中、金融監督委員会は経営悪化の責任者1229人を刑事告発し、預金保険公社は経営責任者と保証人3263人に対し9153億ウォンの損害賠償請求と1兆63億ウォン規模の『財産差押え』などを実行している。

 しかしながら、政府が今までに回収した公的資金額は37兆7000億ウォンで、全投入額に対する回収率は僅か25%にしか過ぎない。

 今、一番『爆弾酒』で酩酊したい人は大統領なのかも知れない。

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