「盗聴恐怖症」 

 「最近、韓国では不正公務員や不実企業の経営責任者などの逮捕が相次いだため、一般の人たちの間でも『盗聴恐怖症』が広がっているんです」

 新聞によると、検察職員でさえも重要事案については携帯電話を使っているという。しかし、携帯電話であっても番号さえ知っていれば盗聴できるとの噂が広がり、最近では第3者名義で携帯電話を使用するケースが増えてきているそうだ。

 世論リサーチ専門の「エムビーゾン」と「朝鮮日報」が先月28日、全国20歳以上の男女505人を対象に行った『盗聴恐怖』に関する世論調査でも、「盗聴で私生活が漏れているかもしれないとの不安を感じる」という回答が全体の73.7%に達し、「通話を誰かに聞かれているのではないかと思った事がある」と言う人も半数近く(46.7%)おり、「実際、盗聴による被害を受けた」との回答も8.9%あった。

 このように、韓国社会に蔓延する『盗聴恐怖症』はかなり深刻だ。

 今や専業主婦などの一般市民から高位公職者に至るまで、自分の電話内容が他人に漏れているのではないかと恐れている。このような被害意識は、自分がいつも盗聴されているという“強迫観念”ないしは“ノイローゼ”にまで発展する。

 ソウル中央病院・精神科では「盗聴の被害を訴える患者は徐々に増加している。“妄想障害”や“パラノイア”に発展する患者の中には、根拠なく盗聴の被害を主張する人も多い」と話している。

 「中村さん、市の諮問委員までしていたら絶対に盗聴されてますよ」  

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