今、興味のある“モノ” 

 「当社は絶対に安全です。他の保険会社と違い『国営』ですから…」
 来週、競争入札の申し込みが締め切られる「大韓生命」のコメントだ。

 「大韓生命」が経営破綻して3年になるが、外国企業への売却も視野に入れ引き受け先を探したが見つからず、現在も「預金保険公社」の管理下に置かれている。それ故、『国営』とも言えるのかも知れないが、今一つスッキリとは納得できない。

 今回の入札には、韓火グループが日本の「オリックス」と共同での参加意向を示しているが、生命保険業界を取り巻く環境は3年前とは大きく異なり殆どの保険会社が運用利回りと配当支払いとの“逆ザヤ現象”に悩んでおり、「最終的に入札を行うのか?」、その場合の「入札金額はどのくらいになるか?」など興味深い。

 また、今年経営破綻した「ハイニックス半導体」は米国「マイクロン・テクノロジー」と“合併”も視野に入れた提携交渉を開始する模様だ。

 先日、債権団が「ハイニックス半導体」に対し6700億ウォン(約660億円)の追加資金支援を行ったが、毎年数兆ウォン規模の投資が必要なDRAM業界にあっては早晩この資金も枯渇するのは陽の目を見るよりも明らかだ。「ハイニックス半導体」側は企業存続の観点から“戦略提携”を目指しているようだが、債権団は資金回収の観点から“合併”を強く推進するものと見られる。果たして、「マイクロン・テクノロジー」が最終的にどのような判断を下すのか興味深い。

 この2つの案件の行方が韓国経済を大きく左右すると言えそうだ。

戻る