変身する「済州島」 

 ワールド・カップ(W杯)開催地となっている済州島(チェジュド:日本では「サイシュウトウ」)が、W杯開催を期に『韓国のマカオ』へと“大変身“を遂げそうだ。

 国会は、済州道を訪れる外国人観光客の出入国円滑化のため、現行許可されている米国・日本など“ビザなし入国”の対象国にベトナム・フィリピンなど17カ国を新たに加えると共に、済州空港及び済州港を中心とする一定地域を『無関税自由貿易地域』にすることを骨子とした「済州道開発特別法」改正案を通過させた。

 一方、W杯が開催される「済州W杯スタジアム」は、昨年同スタジアムを訪ずれたヨハンソン欧州サッカー連盟会長が「世界で最も美しいスタジアム」と絶賛する程の出来映えで、済州の「オルム(火山岩)」と伝統の「テウ(筏)」をモチーフにしたという同スタジアムを写した写真を見ると海の上に大きな船が浮かんでいるようだ。

 グラウンドは地下14メートルまで掘り下げて作ったそうだが、これは潮風を避けるためだけでなく「オルム」をそのまま利用するための工夫だそうだ。タッチ・ラインとスタンド最前列の距離は9メートルしかなく臨場感に溢れ、逆に上段スタンドに座った観衆はグラウンドとともに済州の美しい海を目にすることが出来るという。

 懸案事項だった“W杯後”に関しても、スタジアム内に新たにレストラン・水族館を、スタジアム横にはアイマックス映画館を建てることになった。また、年間16億ウォンと言われる管理費も米国「G‐TEC」社の投資を誘致して無事解決した。

 済州島が、“一大リゾート地”として更に発展することを祈りたい。   

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