仁川国際空港 

 一昨日、体感気温ナント“氷点下17度”という仁川国際空港に降り立った。

 W杯の準備も万端の感がある仁川空港だが、昨年度の赤字規模が1600億ウォン(約160億円)に達し厳しい財務運営に直面している事が判明した。

 仁川空港公社の発表によると、昨年度の経営損益予算で収入が5038億ウォンで前年比49.1%の大幅増を達成、一方、支出は6978億ウォン(6.4%増)と微増に止まったものの、今年度の当期純利益は一昨年(2999億ウォン赤字)に続き1669億ウォンの赤字が発生する見通しとなった。連続赤字決算の主な原因としては、空港建設時に借り入れた4兆3000億ウォン(約4300億円)のぼる多額の借入金の年間利子が支出全体の40.9%に当る2854億ウォンにも達する点があげられる。

 空港公社関係者も「来年はW杯開催などで営業利益が増えるだろうが、利子負担が重く数年以内に当期利益を黒字化するのは難しそう」と語っている。

 ところが、こうした状況にもかかわらず空港公社は第2次空港拡張工事のための設計費など328憶ウォン(約32億円)を今年度予算の中に計上する計画だ。

 政府が、97年の通貨危機から昨年11月までの4年間で「金融構造調整」のために投入した公的資金だけでも152兆9000億ウォンに達する。しかも、このうち今までに回収された資金は38兆ウォン(回収率:24.9%)にしか過ぎない。

 国による借金肩代りが増加すれば当然の事ながら国民の負担は膨らむのだが、韓国政府の厳しい財政運営はまだ暫く続きそうな気配である。     

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