禁煙運動 

 最近、韓国でも私のような愛煙家は肩身の狭い思いをする場面が多い。

 今回、ソウル市教育庁は市内1171カ所の小・中・高校の校舎内を「絶対禁煙区域」とし、教師や生徒に対する禁煙教育も強化する『喫煙との戦争』を宣布した。

 青少年保護委員会の調査によれば、男子高校生の喫煙率は97年の35.3%から昨年は27.6%に下がった。しかし、中学生が3.9%から7.4%、女子高生では8.1%から10.7%など、ここ数年来、喫煙の“低年齢化”と“女子化”が進む傾向にあり以前から社会問題視されていたが、全国16カ所ある市・道教育庁で学校の校舎内全てを禁煙にするのはソウル市が初のケースとなる。

 これまで教師は校舎内の指定区域でタバコを吸えたが、ソウル市教育庁では「青少年の喫煙を止めさせるには、現場の教師もタバコを吸ってはならないというのが市教育庁の方針」として今回の決定となった。

 教育庁はこの方針を受けて、今年5月31日までにソウル市内の小・中・高校の校舎内を全面禁煙にし、生徒と教師を対象にした「禁煙教室」の実施も計画している。但し、私のようにすぐ禁煙するのが不可能という教師のために、校庭の一角に喫煙場所を設置する“温情ある計らい”も多少は見せている。

 今年からソウル市内の小・中・高校では、先生が人目を忍ぶように校庭の片隅でタバコを吸い、生徒達と机を並べ「禁煙教室」で講習を受けるという一風変わった風景を見かけることになりそうだ。

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