W杯が齎すものは・・・ 

 ワールドカップ(W杯)開催まで4ヶ月余りとなり、韓国で予選リーグ戦を行うA・B・C・D組16チームもセネガルを除いて全てのチームがキャンプ地を確定した。

 その一方、W杯開催に絡み2つの論争が韓国国内で生じている。

 1つ目が、以前から話題となっている「補身湯(ポシンタン:犬肉スープ)」だ。

 首都圏地域の補身湯業者と犬肉業者が『全国犬肉食堂連合会(全犬連)』を発足し、一山(イルサン)新都市での結成式と「犬肉セミナー」開催を挙行すると発表した。

 これに対して、『食用犬救命運動本部』など6つの動物保護団体は、ソウル東崇洞大学路で補身湯用に売られている犬の養子縁組式を行うなど、27日に「犬肉および動物虐待追放・街頭キャンペーン」を開催すると宣言した。

 「犬肉は私達の独特の食文化」と「犬肉を擁護することが愛国と間違われる現実から正さなければならない」という両者の意見が国民も2分し論争となっている。

 2つ目は、22日にソウル市が発表した「野宿者特別保護対策」だ。

 ソウル市は、開会式が行われる5月31日と上岩(サンアム)スタジアムで試合が行われる6月13・25日前後に、市内にいる“野宿者”を青少年キャンプ場など地方の民間施設に収容し、4泊5日の「特別研修」を実施する方針と発表した。

 これに対し、市民団体の一部から「地方隔離は虞犯者を強制隔離した80年代を思わせる行為で、その場凌ぎの対策だ」との批判が出され論争となっている。

 W杯開催が韓国社会に与える影響は想像よりも大きそうだ。

戻る