韓国風俗事情 

 公開中の映画「悪い男」が入場者50万人という大ヒットとなっている。

 物語は、娼妓街に寄生するチンピラが道で出遭った女子大生に目を奪われ無理やりキスするところから始まる。そして、自分を“虫けら”のように嫌う彼女に怒りを爆発させた彼は、彼女の弱みを握り売春婦へ転落させる。こうして、怒りと憎しみで始まった2人の関係が次第に…となるらしいのだが、実は私もまだ見ていない。

 先週、群山(クンサン)の娼妓店で火災が発生し十数人が焼死した。しかも、犠牲者の殆どが未成年の女性で、逃亡防止の為の施錠が原因というのだから痛ましい。

 「サウナに出掛けた時、顔と身体のラインの綺麗な子に声をかけるんです」

 と色っぽい話をするのは、移転の挨拶に来た高級酒場のマダム。

 「IMF以降、家業の倒産や父親の失業などで借金を抱えたり、家計を支えなければならない子が増え、店で働く女の子を探すのはそれほど大変じゃないんです」

 との説明は、IMF以降の韓国の世相を反映していて興味深い。

 「1晩に1回でもお客さんから指名されて酒の相手をすれば10万ウォン(約1万円)。しかも、女の子が気に入ると、その子の借金を払ってくれるお客さんが必ず出てきます。女の子が1000万ウォン(約100万円)程度を受け取るのは日常茶飯事ですが、中には『この人がこんな大金をどうやって…?』と訝しいケースもあります」

 と笑うが、彼らの殆どが30歳代と言うのだから“金は在る所には在る”ものだ。

 「新人3人が整形して入店するので、たまには飲みに来てください」  

戻る