整形手術 

 久しぶりに顔を出したカラオケ・スナックに新顔の女の子がいた。笑顔で挨拶した彼女の唇の間から、歯科矯正のブリッジの針金が見えた。

 「トクル・カックン・ススリナ・ヘッソヨ(顎を削る手術でもしたの)?」

 「ネー(ハイ!)。クレソ・チグム・チヨルル・キョジョン・ハゴイッスムニダ(それで今、歯列を矯正しています)」

 「手術後は死ぬほど痛かった」し、「2ヶ月間は流動食しか口にできなかった」そうだが、「おかげでダイエットもできた」と手術の結果には満足そうだった。

 先日、新聞に「情報会社『ジョブライン』が就職活動をする834人に行ったアンケート調査の結果、60.3%(533人)が「就職のためなら整形手術も辞さない」と回答、外見重視の社会風土が益々定着している事を浮き彫りにした」と載っていた。

 先週末、自宅でバラエティー番組を見ているとタレントのパク・ソルミが出演し「昔の写真に比べ顎が細いことから、一部で囁かれている“整形手術説”は本当か?」との司会者からの質問に対し「整形手術をした事はない」とキッパリ否定した上で、「高校時代は体重が65kgあった。当時に比べ体重が20kg以上減り顎も自然と細くなった。私は“二重瞼”の手術しかしていない」と笑顔で説明していた。

 昼食時間を利用しての“45分手術”さえ登場した“二重瞼”の手術は今や韓国では整形手術の中には入らないのかもしれないが、「就職のためなら…」との悲壮な決意が必要なほど韓国の雇用状況は厳しい環境が続いている。     

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