春眠、暁を覚えず

 “春眠、暁を覚えず”の季節だが、米航空宇宙局の研究報告書によると「昼寝が業務能率を35%向上させ、正確な決定を下す能力も50%改善させる」そうだ。

 この研究結果を採用する企業が増えると嬉しいのだが、現実には“昼寝”などしていたら日本でも韓国でも真っ先に退職勧告要員にリスト・アップされそうだ。

 韓国銀行が昨日発表した資料によると、韓国における2001年第4四半期国内総生産(GDP)成長率(暫定値)は3.7%を記録し年平均では3.0%となった。

 韓国の経済成長率は世界的な景気低迷の影響を受け、昨年第1四半期の3.7%から、第2四半期に2.9%、第3四半期には1.9%まで落ち込んでいた。韓国銀行では「第4四半期の成長率が予想より高く、指標上では昨年第3四半期が景気の底と推定される」との見方を示している。

 しかしながら、このように予想以上に早い景気回復にもかかわらず企業は新規雇用を拡大せず、韓国における求職環境は昨年同様に厳しい状況が続いている。

 全国経済人連合会(全経連)の『雇用動向実態調査』によると、大企業275社のうち59社は新規採用計画がなく、採用計画がある216社の合計採用人員も3万7000人で昨年(3万5600人)に比べ僅かしか増えていない。また、景気が落ち込んだ昨年の第2・第3四半期に失業率が増えなかったのは、職探しを諦め求職活動を放棄した人が増えたためであることも韓国銀行の調査で判明している。

 “昼寝”どころか“眠れない夜”を過ごす人は簡単に減りそうもない。  

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