盗作騒動 

 韓国では頻繁に起こるドラマの盗作騒ぎだが、今回、MBCの人気ドラマ『狐と綿菓子』に「盗作である」との裁判所の判決が下された。

 28日、ソウル地裁・南部支部は同作品が92年にヒットしたドラマ『恋とは何ぞや』と「主なキャラクターの特徴的な性格と構図、作品の全体的な構成やプロットの展開で類似点がある」として著作権の侵害を認める判決を下した。

 盗作問題に初めて裁判所の判決が下された事になるが、私の記憶に一番残っているのは99年3月1日にスタートしたドラマ『青春』の盗作騒動だ。私も見たが、日本で大ヒットした『ラブ・ジェネレーション』とストーリーも人物キャラクターも全く同じで、当時は「これで著作権侵害にならないのか?」と不思議に思ったものだ。

 案の定、回を追う毎に韓国の一般視聴者からも「盗作」との抗議が増え続け、結局1ヶ月程で放送を終了した。驚かされたのが「木村拓哉のイメージを壊す」との若い女性からの抗議が多かった事で、『日本大衆文化開放』が論議される中で既に若者達は日本大衆文化を殆ど見たり聞いたりしているのだと実感させられた。

 放送のスタート日まで覚えている理由は、当時は大使館から日本人駐在員に対して“外出自粛”の通達が出されていた韓国の独立運動記念日「三一節(サミルチョル)」と重なったため、「三一節に日本の放送を模倣した番組をスタートさせるとは何事か」との年配の視聴者からの投書も多かったと新聞記事で読んだからだ。

 してみると、年配者も日本大衆文化に触れていたということか…。   

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