珍島霊登祭り 

 「霊登(ヨンドゥン)サリの~、願いはひとつ~」

 ご存知「珍島(チンド)物語」の一節だが、今月27~29日まで全羅南道(チョルラナムド)珍島郡で『珍島霊登祭り』が開かれる。(「…サリ」は「…暮らし」の意)

 この祭りは、1480年頃、虎の被害にフェドン村の住民が義新面(ウィシンミョン)茅島(モド)村に筏で避難した時に島に取り残されたお婆さんが

 「散り散りになあった~、家族の出会い~」

 を毎日“龍王様”に祈ったところ神秘な“海の道”が開かれた、とされる民間伝説に基づき、主人公である桑ハルモニを偲ぶとともに村と民族の大和合を祈願して毎年開催されている。

 「こちら珍島から~、あちら茅島里(モドリ)まで~、島と島とが~、繋がるの~」

 との歌詞通り、祭りの開催期間中は毎日夕方の5時半頃から約1時間、珍島フェドン里と義新面(ウィシンミョン)茅島里の間に幅40m・全長2.8kmの“大海道”が現れ、毎年大勢の観光客で賑わうことになる。

 韓国へ来たからには、一度は見てみたいと思っていたのだが

 「周囲に宿泊施設がない上に電車も通っていない。田舎の一本道に何万台もの車が殺到するから、前日から野宿覚悟で出かけなければ辿り着けない」

 と何人もの知人に忠告されたので、今まで行かずじまいになっている。

 『韓国版モーゼの奇跡』は、今年もテレビで見ることになりそうだ。   

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