春のバーゲン 

 ソウル市の中心を流れる名河・漢江(ハンガン)。川幅が広く幾つもの島を抱いて流れているが、その数多ある島の中の1つに仙遊島(ソニュド)がある。

 堂山(タンサン)駅近くにある仙遊島は、李朝時代には風流人が詩歌を好んで詠んだ場所として知られ近年は浄水場として使われたこともあるが、今回、12万本の草花が植えられ自然公園として生まれ変わった。陸地と島を結ぶ歩行者専用の「仙遊橋(ソニュギョ)」は木製で、夜になるとライトアップされ美しい虹の掛け橋となる。

 ソウル市民にとっては「新たな観光スポットの誕生」と言えそうだ。

 さて、景気回復への期待感から消費心理が急速に回復し、春のバーゲンを開催している百貨店の売上げが昨年同期に比べ軒並み大幅に増加している。

 ロッテ百貨店13店(新店舗を除く)の売上高が4日から14日までの11日間で昨年春に比べ29.1%増の3621億ウォン(約360億円)を記録したのを始め、現代百貨店と新世界百貨店も前年比で18.3%と27%の増加した。また、ニューコア、ギャラリア、グランドといった他の大手百貨店も前年比で20~30%増加した。

 先日、釜山に出かけた折にロッテ百貨店に立ち寄ったが、百貨店前の道路は“駐車場待ち”の車で渋滞し、店内はどのフロアーも買い物客で賑わい、まるで年末の“アメ横”にいるような錯覚を覚えた。景気沈滞が懸念される釜山だが、宵越しのカネは持たない“釜山気質”も手伝ってか「景気沈滞、何処吹く風」の雰囲気だった。

 韓国の経済指標には「消費のマイナス」はあり得ないのだろうか。 

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