ハイニックス半導体 

 黄砂現象に祟られたからとか、好感度No1のテレビCMに「ず~と欲しかった黄色い服…」という台詞があるからという訳ではないだろうが、韓国ではイエロー系のファッション商品が人気を博している。

 紳士用品のDACKS社ではイエロー系ネクタイの売上げが例年より47%も増加し、婦人服大手メーカーもイエローを今年のトレンド・カラーに設定した。韓国は夏を前にして、街は黄色に、サッカー競技場は真紅に染められることになりそうだ。

 一方、今後の行方が黄色から赤へと変わりそうなのがハイニックス半導体だ。

 世界第2位のDラムメーカーである米国マイクロン社とMOUを締結したにもかかわらず、独自生存が可能としてハイニックス理事会がMOU締結を否決した。これを受けて、マイクロン社のスティーブ・アップルトン最高経営責任者(CEO)は「多くの努力を積み重ねてきたが、両社は予備合意に達することができなかった。この結果、我々はハイニックスとの交渉を撤回する」とのコメントを発表した。

 従来から、政府と債権団は多額の負債を抱えるハイニックスの処理問題について、①売却推進、②独自生存、③法定管理の3つを視野に入れて様々な交渉を推進してきたが、今回の決定によって①の道は完全に絶たれてしまったことになる。

 財政経済部・尹鎭植(ユン・ジンシック)次官は「ハイニックス問題は債権銀行が処理すべきことだが、経済に負担がかからぬよう迅速に処理すべきだ」と語った。

 ハイニックスは、何処へ向かって進んで行くのだろうか…。     

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