住宅購入ブーム 

 「残念ですが、2人とも抽選に外れてしまいました。20坪台の部屋は倍率が400倍だったので、初めから半分諦めてはいたんですけど…」

 と言うのは、新築マンションの購入を申し込んでいた当支店の女子職員。

 最近、韓国では不動産価格の急回復から次々と新築マンションが誕生し、チョットした住宅購入ブームとなっている。

 先日、太平洋経済協力委員会(PECC/Pacific Economic Cooperation Council)は『2002~2003年の太平洋経済見通しに関する報告書』を通じ、韓国の今年度経済成長率を5.8%、来年は今年より僅かに上昇した6.1%、そして消費増加率は今年が5.6%、来年は6.0%との見通しを示した。

 また、輸出増加率は今年の9%から来年は6%に減少するものの、物価上昇率は今年2.9%、来年も3.0%に止まり大きな変化はないと予想している。

 その一方、PECCはこの報告書の中で「韓国の経済回復速度は外部環境の変化に敏感な輸出と設備投資に依存している。外部環境は当初予想よりも改善しつつあるが、まだ幾つかの不安材料が残っている」と分析、特に中・長期的な懸念事項として「住宅売買価格の急速な上昇と建設業の好況により、住宅市場のバブルとインフレが発生する可能性」を挙げ、「韓国銀行がインフレ抑制に向けて金利を引き上げれば、急激にバブルが弾ける可能性がある」と警鐘を鳴らしている。

 流動性拡大と低金利を背景に、韓国では“バブルの芽”が育ち始めている。

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