W杯グッズ 

 「中村さんから紹介して貰った店に行ったら、ファン・シネとシン・ソンウと隣り合わせの席になりました。私が『ジュナ、ちゃんと食べなさい』と子供を叱ったら、こっちを見て笑い出すんです。ドラマ『危機の男』でのシン・ソンウの役名がジュナだったんです。ファン・シネが『ジュナちゃん、たくさん食べてる?』ってからかってました」

 その小さなジュナちゃんが、テレビの前で韓国を応援する時に着ているのが「Be The Reds!」のスローガンが胸に染められた“赤いTシャツ”だ。

 私も1枚8000ウォン(約800円)で記念に購入したこの“赤いTシャツ”、国民の半数以上に当る2500万枚という爆発的な売れ行きを記録した。このため赤色の生地が底を尽き、急遽、既に縫製された他の色のTシャツを染め直す事態となった。

 韓国チームの予想以上の善戦で、“赤いTシャツ”だけでなく“太極旗”などの応援グッズの売上げは4000億ウォン(約400億円)に達するが、某衣料メーカーが“太極旗”をデザインしたランジェリーを売り出したところ即座に売り切れたそうだ。

 政府は、韓国チームの健闘を称え閉会式翌日の7月1日を「臨時公休日」、2日を「国民大祝祭日」とする事を決定した。また教育人的資源部は、街頭応援の様子を写した写真を小・中・高校の教科書に掲載し、中学1年の美術教科書には今大会の“エンブレム”と“マスコット”を収録するよう決定した。

 「日本にいる息子が『赤いTシャツを2500円で買った』と電話で言っていた」

 との話を聞き、今、少しだけ得をしたような気分になっている。

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