芸能界「ロビー疑惑」 

 今、韓国では芸能プロダクションの不正事件に関連する検察の捜査が拡散し、有名司会者・歌手・タレント・マネジャーなどが次々と検察に召喚されている。

 以前から、各芸能プロダクションはテレビ局や新聞関係者へ現金以外にも外車や高級ゴルフクラブなどを提供する「不法接待」を繰り広げてきた。召還を受けた者の中には、社外取締役として公開前の株式を受け取ったプロデューサーまでいた。

 また、数多くの有名女性タレントが“性関係”を武器にした「贈賄容疑」で検察の召還を受けているが、こちらは「当時、恋愛関係だった」と当人達に口裏を合わせられると立証が難しいらしく、現時点においては事情聴取だけで終わっている。

 新聞社の取材に対し某芸能プロダクション関係者も「毎月3000万ウォン(約300万円)程度をプロデューサーに使わなければ仕事にならない」と答えている。

 こうした中、韓国の映画界で最も権威ある「大鐘賞映画祭」においても某企画会社が所属タレントの新人賞受賞を依頼するために、審査委員へ850万ウォン(約85万円)の現金を渡した事実が判明し検察が捜査を開始した。

 一昨年の「37回大鐘賞映画祭」で、確かに彼女は『新人女優賞』を受賞した。

 また昨年4月に開催された「第38回大鐘賞映画祭」では、有力候補作品『チング』が1部門の受賞もなかったことから審査に対する非難が殺到、「審査に責任がもてない」として共同主催者「映画人会」の常任執行委員20人が全員辞任した。

 一連の事件が、芽生え始めた「韓国映画ビジネス」の芽を摘み取らなければ良いのだが…。

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