韓国(企業)の課題 

 先日、「韓日経商学会」と「東アジア経済経営学会」が合同で『韓日経済経営国際会議』を開催した。

 「韓日の企業文化と企業競争力」というテーマ発表の中で、韓国企業は「人材運用の効率化が進んでいるが、依然として縁故主義による弱点がある」し、「行き過ぎた人材移動で現場の技術を企業内部に蓄積できずにいる」などの指摘がなされたが、韓国の経済成長率は依然として堅調な推移を示している。

 11日、韓国経済研究院は「経済見通しと政策課題」と題した報告書を発表し、その中で「国内需要部門の減速により韓国経済の成長速度が鈍化すると予想されていたが、台風による被害復旧のため編成された大規模な補正予算に支えられ下半期も上半期並みの成長を維持し年間6.1%成長する」とし「来年には設備投資の回復と輸出の堅調な成長が続き成長率は年間5.8%に達する」と見通している。

 しかしながら、経常収支に関しては今年43億ドルの黒字を出すものの、来年には7.4億ドルの赤字に転換すると予想している。

 経常収支が赤字に転じると予想されるのは「米経済の“二番底”突入に対する懸念が遠のき半導体景気の回復など外部環境好転の期待が高まり来年の輸出が7~8%増加すると見込まれるものの、輸入の増加速度が輸出のそれを上回りサービス収支の赤字基調も継続する」と見られるためだ。

 如何にして経常収支を黒字基調で安定させるか…が韓国の課題と言えそうだ。

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