統一韓国 

 20日、米国ホワイト・ハウスは『国家安全保障戦略』を発表した。

 ブッシュ政権の外交安保政策を9項目に整理したこの文書では、『ならず者国家』としてイラクと北朝鮮を名指しし「敵による敵対的な行動を防ぐため、米国は必要なら先制行動も辞さない」という強硬な態度を表明している。

 これに先立つ19日、戦略国際問題研究所(CSIS)は朝鮮半島の将来を睨んだ『統一韓国に対する米政策の青写真』という題目の報告書を発表している。

 同報告書によると、「統一は①平和的統合、②北朝鮮の崩壊、③戦争、といった3つのシナリオが予想される」が「家庭・宗教・教育・経済・政府などあらゆる部門において北朝鮮の既存体制に対する構造調整が最大の課題になる」と予想している。

 しかし、「統一韓国は①米国との同盟、②東アジア地域での中立、③多国間安保体制への参加、④中国など特定アジア諸国との緊密なパートナシップの構築、という4つの代案で国家安保を構築できる」とし、「統一韓国の政治・経済の立直しに向けた取組みを後押しする為、米国は大量の物資を支援すべき」と提案している。

 また政策面では、韓米同盟を東アジア地域の平和安定維持に焦点を当てる為に「相互防衛条約の適用範囲を拡大すべき」として、「東アジア地域の軍備競争予防の為に統一韓国と日本に核の傘を提供する必要がある」と建議している。

 もしも報告書通りの政策が実施されるとしたならば、南北統一国家が実現した暁には日本国内において再び“核論争”が喧しくなりそうだ。

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