経済視察団 

 昨29日からクアラルンプールで日朝国交正常化交渉が行われているが、今、北朝鮮の経済視察団が韓国を訪問している。

 先週26日、北朝鮮の閣僚級経済視察団の一行18人は高麗(コリョ)航空・チャーター便で仁川(インチョン)国際空港に到着し、「『6・15南北共同宣言』によって韓国側の経済部門を視察するためソウルに来た」との声明を発表した後、宿舎である新羅(シルラ)ホテルに向かい8泊9日の経済視察を開始した。

 翌27日には揚平洞(ヤンピョンドン)のロッテ製菓を訪問したが、ここで朴南基(パク・ナムギ)委員長は「包装はどのように自動化しているか?」、「輸出額はどれくらいで、従業員と研究員は何人か?」などの質問をしたそうだ。古宮巡りで訪れた昌徳宮(チャンドックン)と景福宮(キョンボックン)では、純宗(スンヂョン:朝鮮27代王)の御車を見て「よく今日まで保管したものだ」との感想を漏らしたと中央日報に書かれていた。

 古宮訪問を終えた視察団が地下鉄3号線で移動する際に「切符の代りにクレジット・カードや携帯電話で料金を決済する」との案内員の説明に驚き「地下鉄の車体はいくらで、全て韓国で作ったものか?」と質問したにもかかわらず、韓国人記者から「韓国側の技術と連携し地下鉄建設するのは?」と尋ねられると「我々も全て整っているが、共に行うことは良い事」と答えた、という部分では苦笑を禁じえなかった。

 “見栄っ張り”と言うか“負けず嫌い”と言うか、私には北朝鮮で韓国並に整っている“モノ”は軍事用施設だけのように思えるのだが…。

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