あずきやフルーツが載ったかき氷をパッピンスという。仁寺洞の喫茶店で隣のカップルの席に運ばれてきたパッピンスを見て驚いた。でかい。食べる前にやおら男の子がかき混ぜる。氷と具が混然一体となるまでかき混ぜる。なんせんちょうむ(生まれて初めて)。ちなみにカップルは1つの器から2人で食べる。これが普通。男3人でも1つの器から3人で食べる。これも韓国ではわりと普通。
そういえば、この国はかき混ぜるのが好きだ。有名なピビンパプ。パプはご飯。ピビンはかき混ぜる。皆、思いっきりかき混ぜる。ソウルに来てすぐの頃、ピビンパプを適当に混ぜて食べようとしたらおばちゃんが私のスプーンを取り上げかき混ぜてくれた。いいかげんなかき混ぜ方は見ていられないようだ。ご飯の白い部分が残ることは許されない。ちらしずしも食べる前にいきなりかき混ぜる。

【ソウル生活を始めたばかりの筆者が、日々の生活で出会う“韓国の不思議”を写真とエッセイで切り取ります。
The Daily NNA韓国版に連載中

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