韓国の陶磁器は青磁、粉青、白磁に大きく分かれるという。青磁は高麗時代。あとの2つは朝鮮時代だ。

高麗青磁の世界では第一人者の方徹柱先生の窯元を訪ねてみた。彼は釉薬(ゆうやく)と土を研究し、当時の「翡色」という色を最も忠実に再現している。高麗青磁の特色は象嵌(ぞうがん)と貫入(かんにゅう)だ(純青磁といって、貫入のないものもある)。象嵌とは文様を彫る装飾技法。白は石英、赤は辰砂(銅)で出す。貫入とは小さなヒビ。窯から出したとき、釉薬と土の冷える温度に差があるためこれが入る。中国の青磁にはない。

貫入が入るときは釉薬が割れるため、不思議なメロディーを奏でるそうだ。なんせんちょうむ。いつか絶対に聞いてみたい。

【ソウル生活を始めたばかりの筆者が、日々の生活で出会う“韓国の不思議”を写真とエッセイで切り取ります。
The Daily NNA韓国版に連載中

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