ソウルから車で約一時間、「冬のソナタ」で有名な春川の方に向かう途中で、突然、洋館やログハウス風の建物の一群に出会う。町の名前はミサリ。前から気になっていた場所なので駐在員仲間と出かけてみた。

この一帯の建物はすべてライブハウス。今回はベンハーという店でミン・ヘギョンという歌手の歌を聴いた。平日にもかかわらず、ほとんど満席。ミン・ヘギョンはもちろん初めて見たが、とても魅力的。スレンダーな身体で歌い踊り、楽しいショーを見ることができた。どうやら往年の人気歌手がそれぞれ自分のライブハウスを持っていて(あるいは契約していて)、同じ場所で歌っているらしい。

日本の歌手は人気が低下しテレビに出なくなると、地方巡業以外にあまりライブショーの機会がない。日本に比べるとミサリ方式は歌手も疲れないし、お客も比較的低料金でかつての人気歌手のライブがいつでも楽しめ、かつ経営的にもメリットが多いシステムのように思え興味深かった。

【ソウル生活を始めたばかりの筆者が、日々の生活で出会う“韓国の不思議”を写真とエッセイで切り取ります。
The Daily NNA韓国版に連載中

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