2006年サッカー・ワールドカップ初戦。応援のため、ソウル市庁前広場にたくさんの市民が集まると聞き出かけてみた。

正直言ってこれほどの人とは思わなかった。驚いた。市庁の回りは身動きがとれず、世宗路を北に向かって、李舜臣将軍の銅像のある辺りまで500メートルくらい歩いてみたが、まさに赤いTシャツを着た人の海である。道に沿って十数台の超大型モニターが設置されていたが、それでも足りないくらいだ。

安貞桓が逆転ゴールを決めた時、人々は叫びながら抱き合った。赤い海が大きく揺れた。前半はトーゴがリードしたが、韓国は後半で追いつき、逆転して2-1で初戦を飾った。

「テーハンミングク、チャチャンチャチャンチャン」を1,000回くらい聞いた気がする。帰路でもすれ違う車がこのリズムでクラクションを鳴らし勝利の夜を祝っていた。

【ソウル生活を始めたばかりの筆者が、日々の生活で出会う“韓国の不思議”を写真とエッセイで切り取ります。
The Daily NNA韓国版に連載中

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