ソウルを歩いていると、時々同じ種類の店が並んでいる場所に出会う。専門店街である。といっても庶民的な店が多く、普通は路地に密集しているのでコルモク(横町とか路地の意味)とも呼ぶ。

私の住んでいる西大門の近くでいえば、アヒョンという地区にウエディングドレスコルモクや家具コルモクがある。ほかにも照明器具、オートバイ、ペット用の犬、漢方薬、中古レコード、楽器などいろいろなコルモクがあり歩いてみるととても楽しい。マーケティングを日本の大学で教えている友人によれば同じ種類の店が集まるのは営業戦略的には正しいそうだ。また、どうも必要に応じてお互いに在庫を融通し合っているようで、私の本業の物流業の観点から見ても、商品の保管コストを極小化しつつ、欠品を出さないこのシステムは興味深い。

食べ物の店にも同じことがいえる。トッポッキコルモク、ナクチコルモクなどが有名。ちなみに、私が気に入って時々行くのは新羅ホテル近くの豚足の店が立ち並ぶエリアと東大門近くのタクハンマリのエリアである。安くておいしい店が多い。

【ソウル生活を始めたばかりの筆者が、日々の生活で出会う“韓国の不思議”を写真とエッセイで切り取ります。
The Daily NNA韓国版に連載中

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