2006年3月20日
SJC 教養文化委員会

 

2006年度第3回教養文化セミナーのご案内

 

<鄭在貞教授と一緒に歩く歴史紀行(第4回)−忘憂里墓域と阿且山城>

 

 ソウルの近郊には日本との縁が深い史跡がたくさんあります。一般の人にはあまり知られていませんが、忘憂里墓域と阿且山城もその中のひとつです。忘憂里墓域は普通共同墓地としては知られていますが、そこには韓国の近現代史に多くの足跡を残した政治家、思想家、芸術家などが眠り、また韓国人から親しまれるほぼ唯一の日本人である淺川巧(1891−1931)のお墓があることはあまり知られていません。淺川巧は植民地朝鮮の技術官吏として山林の緑化に従事しながら、朝鮮人の民衆芸術を深く愛し、死後には喜んで朝鮮の土になりました。一方、阿且山城は高句麗と百済が領土を奪い合いながら激戦を繰り広げた場所です。百済は475年にこの戦争で敗北し、首都を漢山(ソウル)から熊津(公州)へ移らざるを得ませんでした。その波によって、大勢の流民が日本列島に渡り、古代日本の国造りと文明建設に大きな貢献をいたしました。したがって、忘憂里墓域と阿且山城は韓国と日本との古代史ならびに近現代史を勉強するには最適の場所だといえます。それ以外にも、両地域は漢江とソウルの美しい景色を一目で眺めることができる隠れた名所でもあります。2004年6月、2005年2月、7月に引き続いてソウル市立大学教授で元ソウル市民大学学長である鄭在貞先生が案内する歴史紀行に奮って参加し、小山を歩きながらソウルの春を楽しみましょう。

 


1. 日時 :

2006年4月22日土曜日 10:00 - 16:00(雨天の場合は翌23日に順延)

2. テーマ :

忘憂里墓域と阿且山城に潜んでいる韓日関係史のメッセージ

3. 募集人数 :

20名程度

4. 日程 :
10:00 地下鉄5号線クアンナル駅(Guangnaru駅)改札を出た広場(地下)集合
10:00−11:20 歩いて阿山城へ移動しながらウォーカーヒルホテル辺りの景色を眺める
11:20−12:00 阿且山城巡り(要所にて鄭在貞教授からご説明いただく)
12:00−12:30 昼食(お弁当など持参)
12:30−13:30 忘憂里墓域へ移動しながら漢江とソウルの景色を眺める
13:30−15:30 忘憂里墓域巡り(要所にて鄭在貞教授からご説明いただく)
15:30−16:00 下山、地下鉄7号線サガジョン駅(Sagajeong駅)などから電車に乗って市内へ

5. 準備事項 :

山歩きにふさわしい服装をして、食べ物と飲み物などを持参。

6. 参加費 :

無料

7. 申し込み先 :

SJC事務局 申込書

8. 講師紹介 :
1951年9月 忠清南道唐津郡に生まる。
1974年 ソウル大学校司法大学歴史教育科卒業
1982年 東京大学大学院人文科学研究科卒業
1992年 ソウル大学校大学院国史学科卒業
1992―1993年 日本放送教育開発センター客員教授
1994年 ソウル市立大学校教授就任
2005年 国際日本文化研究センターへ留学、現在に至る

9. 著書 :

「新しい韓国近現代史」「間違えて紹介されたわが国の歴史」
「韓国と日本−歴史教育の思想」「日帝侵略と韓国鉄道」
「ソウル近現代歴史紀行」他多数。

 
以上