平成15年3月24日
在韓国大使館領事部
1.米、英等による対イラク軍事行動の影響で、今後、反米・反英感情の高まり等を背景
として、各地の米国、英国及び関係国の大使館・政府関連施設、軍事基地、船舶・航空機、経済権益及びソフトターゲット(より狙いやすい標的)を標的としたテロ攻撃の危険性が高まることが予想されます。また、両国と緊密な関係を有し、この軍事行動に支持を表明している諸国の権益等がテロ攻撃の標的となったり、治安情勢の悪化や不測の事態の発生についても懸念される情勢にあります。
特に、対イラク軍事行動参加国(3月20日現在、米、英、豪等)、イラク近隣諸国、アフガニスタン、パキスタン、イスラム過激派によるテロ事件が既に発生した東南アジア地域やアフリカ地域においては、テロ攻撃が懸念されます。
2.米国権益等に対するテロ攻撃の警告やジハード(聖戦)を呼びかけるウサマ・ビン・ラーデンはじめアル・カーイダ幹部による声明等については、これまでも度々渡航情報により注意喚起を行っていますが、上記声明等においては、米、英の他、仏、独、伊、カナダ、豪、ヨルダン、モロッコ、ナイジェリア、パキスタン、サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタールについて言及されています。現在のところテロ攻撃に関する具体的な情報はありませんが、テロ事件や不測の事態がいつ何処で発生するかを予想することは困難な情勢にあります。
つきましては、海外に渡航又は滞在される方、特に上記1. の地域に渡航、滞在される方は、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努めるとともに、テロの標的となる可能性のある施設等危険な場所にはできる限り近づかない、公共施設やショッピングセンター、欧米人が多数集まる娯楽施設等の大勢の人が集まる場所では周囲の状況に警戒するなどの安全確保に十分注意して下さい。
また、テロ事件や不測の事態が発生した場合の緊急連絡体制を予め確認する等、状況に応じて適切な安全対策がとれるよう心掛けて下さい。
3.また、イラク、その近隣諸国及び渡航・滞在先に対して現在発出されている「危険情報」の内容にも十分留意して下さい。