ウサマ・ビン・ラーディンによると見られる自爆攻撃の呼びかけ

平成15年4月10日
                       在韓日本大使館領事部

1.4月8日付イスラマバード(パキスタン)発AP通信は、アル・カーイダの首領であるウサマ・ビン・ラーディン(以下「UBL」)により対イラク攻撃後に録音されたものと見られる録音テープを同通信社がアルジェリア人より入手したとして、右録音テープの内容につき、要旨以下の通り報じています。

(1)テープの中でUBLは、自爆攻撃を促すとともに、イスラム教徒に対し、対イラク軍事行動を支持しているアラブ諸国政府への蜂起を呼びかけており、特に、パキスタン、アフガニスタン、バーレーン、クウェート及びサウジアラビアの各国政府に対する攻撃を促している。

(2)また、イスラムの女性はムジャヒディン(ジハード(聖戦)を行う者)に食事を与えることでジハードに参加し、年寄りは祈りを捧げるよう求めるとともに、イスラムのために命を捧げる殉教者を誇りに思うとしている。

(3)加えて、敵の戦車や装甲兵員輸送車を恐れるなと述べているほか、自爆攻撃を始めれば、世界中の米国人が恐怖に震える様を見られると述べており、また、ジハードに参加できない者は、米国による侵略と戦っているイスラムの戦士に経済的援助を与えるべきであるとしている。

2.イラク情勢をめぐるテロの脅威や米国権益等に対するテロ攻撃の危険については、これまでも随時渡航情報を発出して注意喚起しています(3月20日付広域情報「対イラク軍事行動に伴うテロの脅威」、同日付広域情報「テロ攻撃に関する米国務省の警告・タリバーン指導者によると見られる声明」等)。上記のUBLによると見られる自爆攻撃の呼びかけにも留意し、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能性がある施設等の危険な場所には出来る限り近づかない、大勢の人が集まる場所・周囲の状況に警戒するなど安全確保に十分注意を払って下さい。
  また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けて下さい。

 (問い合せ先)
  ○外務省領事移住部邦人特別対策室(テロに関する問い合わせ)
    電話番号:(代)(03)3580-3311 (内線)3100
  ○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
    電話番号:(代)(03)3580-3311 (内線) 2902
  ○外務省 海外安全ホームページ http://www.mofa.go.jp/pubanzen