平成15年10月20日
在韓日本大使館 領事部
1.10月18日付「アル・ジャジーラ」(カタールを本拠地とする衛星テレビ)は、アル・カーイダの首領であるウサマ・ビン・ラーディンと見られる者の録音テープを放送しました。同テレビ局インターネット版等による、右録音テープの要旨は以下のとおりです。
(1)イスラム世界に対する新たな十字軍の戦争が行われており、世界のイスラム教徒の若者、特にイラク周辺の諸国およびイエメンの若者はジハードを遂行すべきである。
(2)ブッシュ(大統領)とその一味は全人類に対する悪であり、ユダヤ人の要求に応じてイラクの軍事力を破壊しようとしている。また、イラクとその石油への欲求を裏に秘めている。
(3)我々は、この不当な戦争に参加する全ての国々、特に英国、スペイン、オーストラリア、ポーランド、日本、イタリアに対し、適当な時期と場所において報復する権利を有する。また、この戦争に参加するイスラム諸国、特に十字軍の拠点となっているクウェートを含む湾岸諸国もこの報復から排除されない。
(4)米国が不当な行いをやめるまで、我々は米国内外で殉教作戦を続ける。
2.アル・カーイダ関係者がテロを促しているとも考えられるメッセージやテロ攻撃の危険に対する米国政府の警告等については、これまでも随時渡航情報を発出して注意喚起しています(9月29日付広域情報「アル・カーイダ幹部によると見られるテロ攻撃の声明」、9月29日付広域情報「テロ攻撃に関する米国務省の警戒」等)。上記1.のウサマ・ビン・ラーディンによると見られる者のテロ攻撃の声明が日本に言及していることも踏まえ、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払って下さい。
また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けて下さい。
(問合せ先)
○外務省領事移住部邦人特別対策室(テロに関する問い合わせ)
電話番号:(代)(03)3580-3311(内線)3100
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
電話番号:(代)(03)3580-3311(内線) 2902
○外務省 海外安全ホームページ http://www.mofa.go.jp/pubanzen/