ウサマ・ビン・ラーディンによると見られるテロ攻撃の声明


平成16年1月6日
在韓日本大使館領事部

1.1月4日、「アル・ジャジーラ」(カタールを本拠地とする衛星テレビ)は、アル・カーイダの首領であるウサマ・ビン・ラーディンと見られる者の録音テープを放送しました。同テレビ局インターネット版等は、同録音テープの内容について以下のとおり伝えています。

(1)イスラム教徒に対し、ジハード(聖戦)の継続を呼びかけ。

(2)湾岸諸国の政府が米国の動きに抵抗できず、米国により設置されたイラクの統治評議会を歓迎したことを非難。

(3)2003年12月のフセイン元イラク大統領の拘束に言及。(注:このテープが12月13日よりも後に録音されたことを示唆。)

(4)パレスチナの殉教者(注:自爆テロリスト)の家族への財政支援をやめた国を非難。パレスチナ問題に関して「ロードマップ」及び「ジュネーブ・イニシアチブ」等によるイスラエルとの和平計画を拒否。

(5)アラブ人とイスラム教徒の衰退は、政府及び国家体制としてのイスラム教を無視したせいであるとして、アラブ及びイスラム世界の全ての体制を転覆した後に、これらを統治するための賢人による評議会を設置するよう呼びかけ。

2.アル・カーイダ関係者がテロを促しているとも考えられるメッセージやテロ攻撃の危険に対する米国政府の警告等については、これまでも随時渡航情報を発出して注意喚起しています(2003年12月20日付広域情報「アル・カーイダ幹部によると見られるテロ攻撃の声明」、同12月22日付広域情報「テロ攻撃に関する米国務省の警戒」等)。上記1.のウサマ・ビン・ラーディンによると見られるテロ攻撃の声明を踏まえ、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払って下さい。
  また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けて下さい。

(問い合わせ先)
 ○外務省領事移住部邦人特別対策室(テロに関する問い合わせ)
  電話番号:(代)(03)3580-3311(内線)3678
 ○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
  電話番号:(代)(03)3580-3311(内線) 2902
 ○外務省 海外安全ホームページ http://www.mofa.go.jp/anzen/