平成16年2月26日
在韓日本大使館領事部
1.2月24日、カタールの衛星テレビ局「アル・ジャジーラ」は、アル・カーイダの幹部であるアイマン・アル・ザワヒリと見られる人物が米国に対する更なるテロ攻撃を警告した録音テープを放送しました。同テレビ局インターネット版が報じている同人の発言の概要は以下のとおりです。
(1)モロッコからインドネシアに至るイスラム社会を見れば明らかなとおり、ブッシュ大統領は、腐敗した指導者を指名し、これらを保護している。これは、「テロに対する闘い」という名の下に、イスラムに対する戦争を行うためである。
(2)ブッシュ大統領がアル・カーイダの3分の2は殲滅したとするのは真実ではない。アル・カーイダはシオニストの十字軍との戦場でイスラムの旗を依然として高く掲げている。
(3)ブッシュ大統領は、米国を守り、警備を強化せよ。ニューヨークとワシントンに旅団を派遣したイスラム民族兵士は、更に「死の旅団」を派遣することを決定した。米国人や米国兵の父母は、息子や米国兵の死体が戻ってきたら、イラク、パレスチナ、アフガニスタン、チェチェン、カシミール及びグアンタナモで米国が犯している犯罪を思い出すがよい。
(4)ブッシュ大統領は、議会で嘘と根拠のない主張だらけの一般教書演説を行った。
2.また、2月24日付けドバイ発の外電は、アラブ首長国連邦のドバイにある衛星テレビ局「アル・アラビーヤ」が同日、同じくアイマン・アル・ザワヒリが録音したとされるテープを放送し、その中で、フランスが学校でイスラム教徒にスカーフ着用を禁止する決定を下したことをイスラム教に対する欧米の敵意を証明するものと非難した旨報じています。
3.アル・カーイダ関係者がテロを促しているとも考えられるメッセージやテロ攻撃の危険に対する米国政府の警告等については、これまでも随時渡航情報を発出して注意喚起しています(本年1月5日付け広域情報「ウサマ・ビン・ラーディンによると見られるテロ攻撃の声明」、2003年12月22日付け広域情報「テロ攻撃に関する米国務省の警戒」等)。上記1.及び2.のアル・カーイダ幹部によると見られるテロ攻撃の声明を踏まえ、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払って下さい。
また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けて下さい。
(問い合わせ先)
○外務省領事移住部邦人特別対策室(テロに関する問い合わせ)
電話番号:(代)(03)3580-3311(内線)3100
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
電話番号:(代)(03)3580-3311(内線) 2902
○外務省 海外安全ホームページ http://www.mofa.go.jp/anzen/