サウジアラビア:アル・カーイダ関係組織を名乗る者によるテロ攻撃の声明


今般、外務省より渡航情報(広域情報)が1件発出されましたのでお知らせいたします。

平成16年3月19日
在韓日本大使館領事部

1.3月17日、スペインの報道機関は、アル・カーイダ関係組織を名乗る「アブ・ハフ ス・アル・マスリ旅団」(以下「旅団」という。)が、ロンドンに拠点を置くアラブ紙 「アル・ハヤト」に対して新たな声明を送付したとして要旨以下のとおり報じていま す。同声明の中では、日本への言及も見られます(なお、「旅団」は、3月11日に発 生したマドリードにおける鉄道爆破事件についても犯行声明を送付し、日本に言及し ています。)。

(1)同声明では、「アル・カーイダ指導部は、イラクへの派遣部隊の引き揚げを約束 したスペインの新政権の動向が判明するまでの間、また、スペイン新政府がイスラム 教徒への干渉を行わないことが確認されるまでの間、スペインにおけるテロ活動を停 止するよう指示するであろう。」と記載している。

(2)また、次の攻撃対象になり得る目標として、日本、米国、イタリア、英国、豪州 に言及している。

(3)加えて、ブッシュ米国大統領を侮辱しつつ、本年の米国大統領選挙で同大統領を 敗北させるための攻撃を米国に対して行うとしている。

(4)国連の立場については、中東、特にイラクにおける米国の政策を支援するもので あり、受け入れられないとしている。

2.また、17日付けドバイ発AFP電は、「旅団」がロンドンに拠点を置くアラブ紙「ア ル・クッズ・アル・アラビ」に対して声明を送付したとしたとして、同声明の内容に ついて要旨以下のとおり報じています。

(1)米国の従者達よ、教訓を学べ。死の旅団は門前に迫っている。我々は、適切な時 期と場所で鉄槌を下す。
(2)パキスタンやサウジアラビアのように、アラブやイスラム教の国家でありながら、 米国の従者である者を非難する。
(3)我々旅団は、新たな攻撃を準備している。次の攻撃対象は、日本、米国、イタリ ア、英国、サウジアラビア及び豪州等であろうか?

3.アル・カーイダ関係者がテロを促しているとも考えられるメッセージやテロ攻撃の 危険に対する米国政府の警告等については、これまでも随時渡航情報を発出して注意 喚起しています(2月25日付け広域情報「アル・カーイダ幹部によると見られるテロ 攻撃の声明」、1月10日付け「テロ攻撃に関する米国務省の警告」等)。上記1.及び 2.のアル・カーイダ関係組織を名乗る者によるテロ攻撃の声明については、その真 偽は明らかになっていませんが、このような声明が各地のテロ組織に影響を及ぼす可 能性も排除されないことに留意し、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのない よう、最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能性がある施設等の危険な 場所にはできる限り近づかない、大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に 注意を払うなど安全確保に十分注意を払って下さい。

  また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策 が講じられるよう心掛けて下さい。

(問い合わせ先)
 ○外務省領事移住部邦人特別対策室(テロに関する問い合わせ)
  電話番号:(代表)(03)3580-3311(内線)3678
 ○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
  電話番号:(代表)(03)3580-3311(内線)2903
 ○外務省海外安全ホームページ: http://www.mofa.go.jp/anzen/
 ○在サウジアラビア日本国大使館
  電話番号: (966-1) 488-1100
 ○在ジッダ日本国総領事館
  電話番号: (966-2) 667-0676