平成16年6月2日
在韓日本大使館領事部
今般、外務省より渡航情報(広域情報)が発出されましたのでお知らせします。
1.5月29日、サウジアラビア東部のアル・コバルにおいて、外国人が居住するコンパウンド(集合住宅地域)に対する襲撃事件が発生しましたが、これに関連して以下のような事項も発生しています。
(1)武装勢力の2人が、コンパウンド内の日本人駐在員の住居に侵入し、偶々居合わせたコンパウンドの外国人作業員が銃撃された。
(2)各種報道によれば、イスラム系のインターネットのサイトにおいて、サウジアラビアのアル・カーイダ関係者と見られる者が、「殺害された中には、日本人も一人含まれる」という声明を発出したとされる(なお、在サウジアラビア日本国大使館では、アル・コバル地区在留の日本人全員の無事を確認しています)。
2.また、現地時間5月27日(日本時間では28日)、イラク、バクダッド近郊のマフムーディーヤにおいて、日本人男性2名が乗った車両が襲撃を受けるという事件が発生しています。この事件においても、犯人は日本人に対して激しい襲撃を実行しています。
3.これら事件の背景等は明らかになっていませんが、最近、アル・カーイダ関係者がテロを促しているとも考えられるメッセージの中には、その真偽は明らかになっていないものの、日本が直接の攻撃対象として名指しされていること、及びこのような声明が各地のテロ組織に影響を及ぼす可能性も排除されないことに留意する必要があります。
4.アル・カーイダ関係者によるものとされるテロ攻撃の声明については、これまでも随時渡航情報を発出して注意喚起しています(5月7日付け広域情報「外国人殺害を促すウサマ・ビン・ラーディンによると見られる声明」、等)が、上記1.2.のように、日本人が巻き込まれた事件が相次いで発生していること、及び上記3.のように、アル・カーイダ関係者によるとされる声明で日本が言及されていることを踏まえ、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能性がある施設等の危険な場所にはできる限り近づかない、大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払って下さい。
また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けて下さい。
(問い合わせ先)
○外務省領事移住部邦人特別対策室(テロに関する問い合わせ)
電話番号:(代)(03)3580-3311(内線)3678
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
電話番号:(代)(03)3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ http://www.mofa.go.jp/anzen/