平成16年12月20日
在韓国日本大使館領事部
17日、外務省より渡航情報(広域情報)が発出されましたのでお知らせします。
1.12月17日付けのカイロ発AP電他は、ウサマ・ビン・ラーディンのものと見られる音声による声明がイスラム系のウェブサイトに掲載された旨報じています。同声明には、サウジアラビア政府への批判やイラク及び湾岸の石油施設への攻撃の呼びかけ等が含まれており、その要点は以下のとおりです。
(1)サウジアラビアの高官達が同国に損害をもたらしている。同国における統治者と国民間の対立は、不信仰とイスラム共同体の間での世界規模での対立という一面を持つ。不信仰を支持するのは、米国率いる背教者達であり、イスラム共同体の前衛にはジハード戦士達がいる。
(2)アッラーよ、(サウジアラビアの)在ジッダ米国領事館に侵入したジハード戦士達に慈悲を与え給え。米国人がアラビア半島内に存在することはイスラム法によって禁止されている。
(3)(米国が)我々の国を支配しようとする最大の理由は石油の存在である。石油と彼らを切り離すべく努力し、イラクや湾岸の石油施設に攻撃を集中させなさい。
2.アル・カーイダ関係者がテロを促していると考えられるメッセージやテロ攻撃の危険に対する米国政府の警告等については、これまでも随時渡航情報を発出して注意喚起しています(10月2日付け広域情報「アル・カーイダ幹部によると見られるテロ攻撃の声明」、9月13日付け広域情報「テロ攻撃に関する米国務省の警告」、7月29日付け「アル・カーイダ関係組織を名乗る者によるテロ攻撃の声明」等)。
上記1.の声明の信憑性は明らかになっていませんが、このような声明が中東・湾岸地域やその他各地のテロ組織に影響を及ぼす可能性も排除されないことに留意し、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能性がある施設等の危険な場所にはできる限り近づかない、大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払って下さい。
また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けてください。
(問い合わせ先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3680
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2903
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.mofa.go.jp/anzen/